森山未来主演の「ヘドウィグ&アングリーインチ」を観に行ってきました。
演出は「モテキ」の大根仁監督、訳詞はスガシカオ。

…それにしても携帯とフォーチュンワンダの組み合わせだとどうやっても
焦点が合いません
韓国まで観に行くくらい好きなヘドウィグ

今回はどうやら以前とは違う展開になりそう

森山未来版は「ライブハウス上演スタンディング席あり」なので
芝居部分の演出は変わるんだろうな~?とは予測してました。
開幕直前の公式サイトでの発表で上演時間1時間30分というのを知り、
芝居部分がカットされるんだろうな~?とも予測してました。
ライブメインな演出になるんだろうな~?とも予測してました。
だがしかし。
ここまで設定が変わってしまうとは予想だにしなかった




かなり驚愕の設定変更です

ライブ物として、別物としてはすごく楽しめる

けど、オリジナルに近いヘドウィグが観れるという喜びからは
遠く離れてしまった

9月末の韓国版ヘドウィグ、観に行っちゃおうかな

と思ってしまいました

あと2回、観に行く予定なのですが、純粋に森山未来の歌を楽しむ

と割り切ってスタンディングを楽しもうと思います

下部「つづきも読む」にて完全なるネタバレ…。 まず舞台の設定がベルリンではなく日本。ライブ会場はそのまま渋谷。
冒頭のイツァークの拡声器でのセリフがまったく聞き取れないため
肝心の説明がよくわからなかったのですが、舞台はどうやら原発事故により
放射能に汚染された地域を壁で隔離してある世界…近未来

なので、具体的な戯曲上での改変点は
ベルリンの壁=日本のとある放射能汚染地域を隔離する壁
東ドイツ生まれのヘドウィグ=放射能汚染地域生まれのヘドウィグ(無戸籍)
ドラァグクイーンに憧れるイツァーク=放射能汚染の影響で生まれた両性不有者
米軍兵のルーサー=米軍より派遣された汚染地域内教会の牧師
などなど…
もはや別物です

ちなみに主にカットされたのはトミーとのエピソード

トミーとの出会いも違うし、仲良く作曲しあってた場面は無いし
再会して事故る部分も無し

おかげでトミーの印象が薄ーーーい

当然、トミーとの事件があったからトミーのコンサート会場の
近くでライブをやってて、トミーの声が聞こえてくる…って設定も無し

でも合間合間にトミーの映像は入ってくるという不思議

そんな感じなので、半身を探すという設定も何となく薄まってます

あとイツァークの存在も薄いのでラストが良くわからなくなってる…
うーん、やはり初期設定を変えたため、あちこちにひずみが出来てて
最後収まりがつかなくなってる気が

パラレルワールドの話として、いっそラストを変えてしまった方が
良かったんじゃないかな?
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